腰痛とは何でしょうか?
腰痛とは、不快感の総称です。
腰痛というのは、
主に、腰(一番下の肋骨から臀部を含む領域)の
痛みやハリなどの不快感
といった、症状の総称です。
意外に思われるかもしれませんが、腰痛という病名はないのです。
座骨神経痛などの脚の症状を伴う場合も腰痛に含みます。
腰痛の確立した定義はないのですが、
痛い部位や、
症状がではじめてからの期間、
腰痛の原因などによって、
腰痛をいくつかのタイプに分類することができます。
腰痛の要因がわかれば予防や改善ができます
腰痛に悩む方は多く、病院にいっても、病名がつかないこともあります。
病気がないのに、なぜ腰痛がおきるのでしょうか。
それは、腰痛の原因が「病気」であるとは限らないからです。
腰痛の原因は、日常生活の中にたくさんあります。
その引き金がわかれば、腰痛の予防や改善もできますね。
腰痛の4つの原因
1.動作
〇 重い物を頻繁に取り扱う
〇 腰を深く曲げたり、ひねったりすることが多い
〇 長時間同じ姿勢で仕事をする
腰への、
動的あるいは静的な過度の負担などの、
不自然な姿勢が連続することです。
2.環境
〇 車の運転など、全身が振動に長時間さらされる
〇 職場が乱雑であり、安全な移動が困難である
腰の振動、寒さ、床や階段での転倒などです。
3.個人的なこと
〇 慢性化した腰痛を抱えている
〇 年齢とともに痛みが続く
〇 腰に違和感があるが、専門家に相談できる環境にない
〇 腰が痛いときでも、小休止が取れない
〇 仮眠するベッドがないため、満足な睡眠が取れない
〇 夜間勤務が長い・夜勤回数が多い
〇 職場にある機械・機器や設備がうまく使えない
〇 急いでいるため、一人で作業することが多い
年齢、性別、体格、筋力、腰椎椎間板ヘルニアや骨粗しょう症等の既往症、 基礎疾患の有無、精神的な緊張度などです。
4.心理なこと
〇 仕事の満足度が得にくい
〇 働きがいが感じられない
〇 仕事中にイライラすることが多い
〇 上司や同僚とうまくいかない
などです。
まとめ
腰痛には、
動的・環境・個人的・心理的
の4つの原因があることがわかりました。
腰痛を起こすはっきりした病気がない場合は、
ご自分の日常生活の中での、
思い当たることを見直すことで、
腰痛を予防改善することができますね。
腰痛の原因は1つだけとは限りません。
いくつかの原因が複雑に絡み合っていることもありますので、
朝起きてから寝るまでの生活を振り返ってみるとよいでしょう。
お大事になさってくださいね。