腰痛、肩こり、頭痛などの改善には椅子と机の高さも重要です
毎日8時間も パソコンの仕事をしなければいけないのに、体が辛い、というご相談もあります。
毎日8時間もマウスを握らなければいけないなんて、本当に大変ですね。
でも、お仕事ですから、やらないわけにはいきません。
お話を伺ってみると、デスクや椅子の高さと、ご自分の体格があっていないことがあります。
特に、足裏が床につかなくて、足がブラブラしていたり、椅子の足の上に乗せていることもあります。
足が不安定だと、骨盤や、背骨や、肩甲骨や、肩関節の軸がどんどんズレていきます。
そうすると、脚のだるさや、腰痛だけでなく、肩こりはもちろん、頭痛、肘や手首にも痛みが出ることがあります。
特に身長の低い方は、ご自分の体格に合わせた机と椅子を探すことは難しいかもしれませんが、睡眠の次に長い時間を過ごす、デスク周りの環境を整えることが、症状の改善への近道になることがありますから、できるだけ意識して整えるようにしてみてください。
理想的な椅子での座り姿勢とは
首と体幹が垂直になり、股関節と膝の関節がほぼ直角に曲がり、足の裏が床に着いている状態です。
頭は、体の真上に乗っている状態です。
そして、猫背ではなく、腰は反ったり丸まったりしていない姿勢です。
このような体勢になるためには、作業するときの机と椅子の高さが、自分の身長に合っていることが大事です。
自分に合う机と椅子の計算方法は?
1.机の高さ
身長×0.25ー(0~2)+身長×0.183-(0~2)cm
2.椅子の高さ
身長×0.25-(0~2)cm
改善した症状の維持には椅子と机の高さが重要です
腰痛、肩こり、頭痛、脚のだるさ、腱鞘炎なのどお辛い症状が、整体の施術で改善されたとしても、翌日から毎日長時間、体に合わない机と椅子でお仕事をすれば、徐々に体の軸がズレてしまい、症状がぶり返すのは想像がつきますね。
良くなった状態の維持のために、一度お仕事の環境を見直してみることも大切です。
私は、PC作業をダイニングテーブルと椅子で行なっているので、ダイニングテーブルの脚と椅子の脚を家具屋さんを呼んで、思い切って切ってもらいました。