靴の外側ばかりが減って、困ることありませんか?
体のバランスや重心が整って、体を上下左右にバランス良く使えていれば、靴の底のどこか1カ所だけがすり減っていくことはありません。
もし、左右の靴の底が、片方だけよく減ったり、
靴底の外側だけが減ったりするときは、
歩くときの重心移動が安定していないことが考えられます。
特に、靴の外側だけが、すり減っている方は、
歩くときの重心が外側に偏っている可能性があります。
歩くときに、外くるぶしの下や、足の小指、足の外側のヘリに体重が乗っているなと感じる方は、歩くときの重心移動を意識してみてください。
では、歩くときは、どこに重心を持って行けばよいのでしょうか。
歩くときの重心移動は、「かかと」「足裏の外側」「拇指球」の順番です
歩くときは、
かかとの真ん中で着地して、
その後は、足裏の外側に重心が移動し、
最後は拇指球に素早く移ります。
拇指球というのは、足の親指の付け根の下にある膨らんだ部分です。
ただし、この重心移動は一瞬でおこなわれるので、
頭で考えながら歩いていると、
ぎこちなくなってしまうと思います。
地面にかかとをつけて、脚の真上に体を乗せて、拇指球に重心を移動させていくイメージで歩いてみてくださいね。
そうすると、ちゃんと
「かかと」
「足の外側」
「拇指球」
の順に重心が乗っていきます。
立つときはどこに重心をもっていけばよいのでしょうか
立つときは、内くるぶしの下に重心を置くようにしてくださいね。
その理由は、うちくるぶしの上には脛骨という太い骨があって、ここで体重を支えて立つことができるからです。
この太い脛骨に体重を乗せることで、自然にふとももの内側(内転筋)に重心のラインができて、楽に立つことができます。
そして、これらの正しい重心の置き方が身につくと、靴の片減りがしなくなります。
早速、ご自分の靴の底のチェックと、
「歩くとき」と「立つ」ときの
重心のチェックを行ってみてくださいね。
体全体のバランスが崩れているときは、足の重心だけを意識しても改善しないことがあります。
また、足の重心が崩れることで、膝や股関節、体幹や手の軸も崩れてしまい、足以外に負荷がかかることもあります。
お困りの時は、ご相談くださいね。