靴の外側が減るのはなぜ?

2018/01/20
かかとが減る

靴の外側ばかりが減って、困ることありませんか?

 

 

体のバランスや重心が整って、体を上下左右にバランス良く使えていれば、靴の底のどこか1カ所だけがすり減っていくことはありません。

 

もし、左右の靴の底が、片方だけよく減ったり、

 

靴底の外側だけが減ったりするときは、

 

歩くときの重心移動が安定していないことが考えられます。

 

 

特に、靴の外側だけが、すり減っている方は、

 

歩くときの重心が外側に偏っている可能性があります。

 

 

歩くときに、外くるぶしの下や、足の小指、足の外側のヘリに体重が乗っているなと感じる方は、歩くときの重心移動を意識してみてください。

 

 

では、歩くときは、どこに重心を持って行けばよいのでしょうか。

 

 

歩くときの重心移動は、「かかと」「足裏の外側」「拇指球」の順番です

 

 

歩くときは、

 

かかとの真ん中で着地して、

 

その後は、足裏の外側に重心が移動し、

 

最後は拇指球に素早く移ります。

 

 

拇指球というのは、足の親指の付け根の下にある膨らんだ部分です。

 

 

ただし、この重心移動は一瞬でおこなわれるので、

 

頭で考えながら歩いていると、

 

ぎこちなくなってしまうと思います。

 

 

地面にかかとをつけて、脚の真上に体を乗せて、拇指球に重心を移動させていくイメージで歩いてみてくださいね。

 

 

そうすると、ちゃんと

 

「かかと」

「足の外側」

「拇指球」

 

の順に重心が乗っていきます。

 

 

立つときはどこに重心をもっていけばよいのでしょうか

 

 

立つときは、内くるぶしの下に重心を置くようにしてくださいね。

 

その理由は、うちくるぶしの上には脛骨という太い骨があって、ここで体重を支えて立つことができるからです。

 

 

この太い脛骨に体重を乗せることで、自然にふとももの内側(内転筋)に重心のラインができて、楽に立つことができます。

 

 

そして、これらの正しい重心の置き方が身につくと、靴の片減りがしなくなります。

 

 

早速、ご自分の靴の底のチェックと、

 

「歩くとき」と「立つ」ときの

 

重心のチェックを行ってみてくださいね。

 

 

体全体のバランスが崩れているときは、足の重心だけを意識しても改善しないことがあります。

 

また、足の重心が崩れることで、膝や股関節、体幹や手の軸も崩れてしまい、足以外に負荷がかかることもあります。

 

 

お困りの時は、ご相談くださいね。