腰痛予防のための正しい椅子の座りかた

2019/04/08
坐骨

横浜VISSEマッサージ治療院がお勧めする正しい椅子の座り方

 

椅子に座るときに、臀部(骨盤)のどこを椅子の座面に乗せたら良いのかわからない、とお悩みの方が多いと思います。

 

こちらは、骨盤を立てた座り方がわかりやすい動画です。YouTubeでご覧下さい。

(ハワイ、ホノルルで整体を開業されている北原先生の動画を許可を得て載せています)

 

良くない座り方とは

 

腰を丸めたまま椅子に座ったり、無理に腰を反らせる「反り腰」をすることです

 

腰を丸めたまま背もたれに寄りかかると「仙骨座り」になり、腰を丸めたまま背中も丸めると「猫背」になります。

 

また、腰が丸いまま背筋を伸ばそうして、無理に「胸を張って、背中を反らす」という姿勢も良くないですね。

 

ある程度の年齢の方でしたら、子供の頃に、「背筋を伸ばしなさい」と注意されたり、背中に定規を入れられた記憶のあるかたも、いるかもしれません。

 

残念ながら、胸を張って背中を反らすような座り方は、体に負担がかかるので、オススメできません。

 

良い座り方とは?

 

それは、人を横から見たときのS字カーブ(生理的弯曲)を保ったままの姿勢で、椅子に座ることです。この姿勢で座ると、楽に座れることができて、イスが怖くなくなると思います。

 

 

どうすれば、生理的弯曲を保ったまま、椅子に座ることができるのでしょうか?

 

まず、骨盤を立てて座ることが大事です。坐骨は丸くなっていますので、椅子の座面に、坐骨の前のほうを乗せて座ると骨盤が立ちます。

 

 

上の絵を見ていただくとわかるように、骨盤の後ろのように、①②③という矢印がありますね。

 

ここが、骨盤の一部の「坐骨」という部分です。自分の体でいうと、椅子の座面にゴツゴツと触れている骨です。

 

この坐骨は、前から後ろに向かってクリンと丸い形をしているので、実は、丸い部分のどこででも座ることが可能な部分です。

 

骨盤を立てて座るためには

 

正しく座るためには、丸い坐骨の、前のほうの①の部分で座るように、意識して下さいね。

 

丸い坐骨の、真ん中の②や後ろの③の位置で座ってしまうと、骨盤が後ろに傾いてしまいます。

 

②や③の位置で座った状態ですと、背骨はバランスをとろうとして、腰や背中を丸めることになってしまいます。仙骨座りや猫背の状態ですね。

 

猫背になると見たが悪いので、一生懸命「背筋を伸ばそう」としてしまうと、腰・背中・首に過度な負担がかかってしまい、腰痛や肩こり、首こりの原因となってしまうわけです。

 

坐骨の①で座るためには、自分の肛門を、椅子の後ろの角に差し込むように座ってください。

 

そうすれば、生理的弯曲を保ったまま座れますから、筋肉にかかる負担が最小限に抑えられ、腰痛や肩こり・首こりの予防と改善になります。

 

また、心臓や肺が入っている胸郭という部分が正しい位置に保たれて、呼吸が浅くなるのを防ぐことができます。

 

以上ここまで、椅子に座るときの正しい坐骨の部位についてのお話しをしましたが、いかがでしたか?

 

横浜ヴィッセマッサージ治療院では、正しい座り方や姿勢のご指導をさせていただいております。お気軽にご質問ください。