腰痛改善と脚のトラブル改善は、股関節の正しい位置を知ることも大切です
みなさんは、ご自分の「股関節」の正しい位置をご存じでしょうか?
実は、ご来院になる方の多くが、「大転子」の場所を、「股関節」だと思われているのです。
大転子というのは、太ももの上の方で、横にゴロゴロと出っ張っている所です。
股関節の正しい場所はどこでしょうか?
おおざっぱに言うと、そけい部の真ん中くらいの所にあります。
そけい部の肉の少ないところを触りながら、脚を上下左右に動かすと、肉の下でかすかに骨がコロコロ動いているのがわかるところです。
股関節は、脚を前後左右に大きく動かすための関節です。
また、股関節の働きは、腰の動きにも影響を与えています。
ですから、足と脚のトラブル改善や腰痛改善を目指すためには、股関節を調整することが大切なのです。
ただし、体を実際に動かしているのは患者さまご自身です。
体は患者さまの持ち物ですので、整体院で正しく調整した後は、ご自分で体を上手に使いこなしていただかなくてはいけません。
体を調整した後で、「股関節はここにあります」とお教えすると、
「えーーーー!」と、びっくりされることがあります。
そして、大転子を指して「股関節って、ここだと思ってました!」と、再びびっくりされます。
「大転子」を股関節だと思って脚を上げてください、とお話ししてから、脚を上げていただくと、腰に力を入れているのに脚は上手に上がりません。
そして、無駄な力を使うので、腰も疲れます。
ところが、「正しい股関節」を意識して脚を上げてください、とお話ししてから、脚を上げていただくと、腰に力を入れていないのに、楽に脚を上げることができて、またまたびっくりされます。
体を、治療したりメンテナンスすることはとても大切なことですが、正しい体の構造を知り、楽な体の使い方を知ることも、とても大切なことです。
もし、股関節の調子が悪いとか、腰痛や足のお悩みがありましたら、ご相談ください