「肩甲骨はがし」はできますか?
腕が思い通りに動かないので、肩甲骨はがしをしてみたいです、というお声を多くうかがいます。
あなたに「肩甲骨はがし」が必要であると判断すれば、気持ちの良いマッサージと肩甲骨はがしを行いますので、遠慮なく聞いて下さいね。
腕が上がらない、腕が思い通りに動かない
肩関節そのものには大きな問題はないのに、
腕が上がらないとか、思い通りに動かせないというお悩みは、とても多いのです。
肩関節が固いと
◆ 腕が後ろに回らない
◆ 上にあるものを取ろうとしたら腕が上がらない、
◆ 衣服の脱ぎ着で腕を動かしにくい
などのお悩みを訴えることが多くなります。
腕を思い通りに動かすためには、肩関節がスムーズに動くことが必要です。
そして、肩関節がスムーズに動くようになれば
◆ 腕を前にあげる
◆ 腕を後ろに引く
◆ 腕を横にあげる
などの、動きが楽にできるようになります。
ですから、腕が思い通りに動かないときには、肩関節が硬いという考えは間違いではありません。
しかし、実は、腕をスムーズに動かすためには、肩関節だけでなく、その他の所も調整する必要があるのです。
上の写真を観ていただければわかるように、体や腕をダイナミックに動かすと、
肩甲骨も大きく上下左右に大きく動く様子が、わかっていただけるかと思います。
ということは
◆ 肩を大きく動かしたい
◆ 腕をスムーズに動かしたい
ときには、
肩甲骨もスムーズに動けるようにしないといけないということになりますね。
肩甲骨という大きな逆三角形の骨は、いくつかの小さい関節やたくさんの筋肉や靱帯などとついていて、肋骨の上に乗るような形になっています。
肩甲骨に付着している筋肉の代表格は、僧帽筋や三角筋ですが、
肩甲骨の、上の面、下の面、周囲などには、それ以外にもたくさんの筋肉が付着しています。
肩甲骨には、関節や筋肉などがついているのですから、肩甲骨をはがしたいからといって、
ただ単に、肩甲骨をギリギリゴリゴリと、力づくではがして動かせばいいというものでもありません。
力づくではがしてしまうと、関節や筋肉などに余計な負荷がかかってしまい、かえって肩回りを傷めてしまうことがあります。
いわゆる揉み返しが起きるということですね。
ただし、その人の体の状態を見きわめて、その人の体にあった肩甲骨はがしをすれば、肩甲骨が動くようになって、肩回りがとっても軽くなります。
そして、肩甲骨が肋骨の上を動くようになると、腕を楽に動かせるようになり、それだけでなく腰も楽になるというオマケもついてきます。
もし
◆ 思い通りに腕が動かない
◆ 肩が硬い
◆ 肩甲骨が動かない
などでお悩みでしたら、遠慮なくご相談くださいね。
あなたの体にあった肩甲骨はがしをいたします。