ばね指・テニス肘・座骨神経痛が改善してゴルフが楽しめました

2018/03/28
座骨神経痛

ばね指・テニス肘・座骨神経痛が改善してゴルフが楽しめました♪

 

「今年の夏は、主人とゴルフに行く予定なんです」

 

とおっしゃっていた患者さまから、

 

「お陰様で腰も腕の痛みもほとんどなく、ゴルフを楽しめました♪」

 

というメールをいただきました。

 

痛みがなくスポーツを楽しめるようになって、本当に良かったです!

 

肘、おしりと太ももの裏、ふくらはぎが痛いです

 

この女性は、数ヶ月前に、左小指と左薬指がカクカクする、ということで来院されました。

 

ばね指というのは、指を曲げる働きをする筋肉の腱と、その筋肉の腱が浮かないように押さえる役目のある靱帯性腱鞘の間で炎症が起こって腱鞘炎になってしまい、そして腱鞘のところで腱の動きがスムーズでなくなって、指を動かすときに指がカクカクと弾発するものを、バネ指といいます。

 

ばね指を診てほしいということでご来院になられたのですが、

 

実は肘の外側も痛いおしりと太ももの裏ふくらはぎも痛い、という訴えもありました。

 

手首を上に返したときに、肘の外側(上腕骨外側上顆)の痛みが増すものは、いわゆるテニス肘とよばれるものです。

 

テニスのバックハンドストロークや家事で手首を使いすぎたとき、あるいは加齢などで、短橈側手根伸筋が傷んで肘の外側に痛みがでたものをいいます。

 

また、おしりから太ももの裏や膝から下の外側、ふくらはぎにかけての座骨神経に沿ったところのどこかに、ビーンとかビンッという痛みがでるものを座骨神経痛といいます。

 

座骨神経というのは、腰椎から分かれて出てきた神経がいくつか集まってできた神経の呼び名ですが、神経がいくつかあつまってできた座骨神経は、膝の裏で今度はいくつかに分かれて足先まで分布しています。

 

この、腰から出た座骨神経が、足先にいたるまでのどこかで圧迫などの障害が生じると「座骨神経痛(座骨神経に沿った痛み)」という症状が起きるわけです。

 

座骨神経痛を起こす原因は、腰椎椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などです。

 

原因となるものがなく、しかも座骨神経に障害が起きていない場合でも、座骨神経に沿った痛みがあれば「座骨神経痛」と呼ばれるようです。

 

この患者さまの場合、ばね指意外にも、テニス肘、座骨神経痛がありました。

 

しかし数ヶ月後には、ご主人と一緒にゴルフのコースをまわる予定があるので、なんとしても痛みをとりたいというお気持ちが強くありました。

 

ゴルフを楽しみたいという患者さまのお気持ちと、楽しい夏休みとゴルフを楽しんでいただきたいという施術者の気持ちがあわさり、二人三脚で改善を目指したことが、今回の「ゴルフを楽しめました♪」という嬉しいメールに至りました。

 

セルフケアも実践していただきました

 

まず、当院で全身のバランスを調整していきました。

 

そして、ご自宅では、モゾモゾ体操をしていただいたり、正しい座り方を実践していただいたり、炊事をするときの立ち方を工夫していただいたりと、セルフケアにも積極的に取り組んでいただきました。

 

固い関節に遊びをつけたり、関節の隙間を均一に調整するなどの細かい調整が必要でしたので、定期的な通院していただきました。

 

そのお陰で、長い時間をかけて固くなった関節には遊びができて、体に弾力がでました。

 

そして、バネ指、テニス肘、座骨神経痛も改善されました。

 

関節にも、人生にも、遊びは必要ですね。

ゴルフを楽しむことができて、本当によかったです。

お大事になさってくださいね。